学校や職場など、新しい環境で生活するようになると、その環境変化がストレスになります。人によってはこうした変化にうまく適応できず、さまざまな障害が出て、生活に影響するのが適応障害です。頭痛やめまいなどの身体症状だったり、不安や「うつ」などの気分の障害だったり。登校拒否や引きこもりにつながる場合もあります。こうした適応障害の原因は適応能力が低いということではありません。環境変化が大きすぎたり、適応しようとして無理に自分を押さえ込んだりすることで起こります。

また、周囲とコミュニケーションがとりにくい状態の環境でも起こりやすくなります。環境変化がきっかけとなって発症することが多く、長期間にわたることもあります。身体症状や不安などが大きくなると仕事や家庭など、生活全般に支障をきたします。まずは、その適応できない場から離れて環境を変えることが大切です。休養し、安心してリラックスできる居場所を整え、投薬やカウンセリングを受けながら過ごし、再発を予防することも大切です。

治療について

診察

適応障害は、不眠やうつ状態、その他の身体的な症状として表れることがあります。
適応障害の可能性がみられる場合は専門医の診断が重要です。

入院治療

新しい生活や仕事環境に適応できないことが原因で発症している場合、可能ならばその環境から離れることが回復につながります。 そのきっかけとして入院治療も効果的です。

薬について

適応障害が原因で起こっている不眠やうつ状態などの場合、その症状を抑えるために薬を処方します。しかし、あくまでも対処療法ですので、原因となっている適応障害の治療が重要です。

ご家族のケア、相談

患者様や病気に対する家族の理解が大切です。特に生活や仕事などの環境変化が関わる病気なので、治療中、治療後も再発防止のために周囲の十分な協力が必要です。

各種療法

社会経験の不足、社会性の有無が適応障害の発症に影響することもあります。その場合は精神療法や認知療法で自分のこころと向き合い、考え方のクセなどを知り、改善していくことも可能です。

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