第58回日本作業療法学会に参加しました。

今年は北海道札幌市で開催されました。道路脇には雪が積もっており、冬を感じる景色が見られました。

当院からは座長と発表をさせていただく作業療法士が1名参加しました。

今年の学会テーマは「作業療法の効果を最大化する知識・技術・環境を問う」でした。

内容として、基調講演や市民公開講座、教育講演、シンポジウム、研究発表などがありました。

教育講演では「脳血管障害に対する新しい可能性の探索」として、AIロボット技術や脳画像を用いた予後予測の新たな知見が報告されていました。

シンポジウムでは「新たな精神科作業療法の方法論:作業療法の意義と価値を再考する」というテーマで精神科作業療法の講演があり、精神科医から作業療法士の役割について意見が聞かれていました。

演題発表では、最新の機器を取り入れた研究やクライエントに寄り添った臨床介入など多くの支援を聞くことができ、大変学びのある2日間でした。

当院では学会参加や研修会の参加に対し研修費が支給されます。知識や技術を向上させたい方、学びたい意欲のある方は、リハビリスタッフの求人を行っておりますので、ご連絡をいただければ幸いです。

4階の回復リハビリテーション病棟では、日々「身体の不思議」があふれています。「できなくなる」事も、「できるようになる」事も、目の当たりにすると不思議で仕方ありません。


見えている世界も、感じている世界も一人ひとり違っていて、自分が「ただ生きている」だけでも、身体がとても複雑なシステムの上に成り立っている事を実感させられます。

ちょっとした変化でも、生活は劇的に変わることがあります。変わらないように見える事も、変わらないために変化していたり。考え出すと、沼にはまりそうです。

くじらホスピタル リハビリテーション病棟看護部

8月には、感染防止対策委員会が主催する勉強会で、感染対策の基本である「手洗い」について学びました。

この勉強会では、手洗いチェッカー「手洗いくん」を使って、自分の手洗いがどこで不十分か、また洗いにくい場所を確認しました。

まず、専用のローションを手に塗り、普段通りに手を洗います。その後、専用ライトを当てることで、洗い残しや洗い足りない部分を確認することができます。

特に、指の間や爪、皮膚の固い部分は洗い残しやすいポイントです。意識して洗っているつもりでも、指の間や手首に洗い残しが見つかり、想像以上に洗い切れていないことに気づかされました。

手洗いは感染対策の基本です。
これからも、洗いにくい部分に注意を払いながら、正しい手洗いを心がけたいと思います。

くじらホスピタル 病棟看護部

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