先日、東京都立大学で行われた「第34回日本作業行動学会」に口述発表するため参加してきました。
私たち、リハビリテーションスタッフは日々患者さんのリハビリを行っており、事例などをまとめることでデータとして蓄積され、今後のリハビリテーションの業績として貢献することができます、
今回参加した日本作業行動学会は人間の日常生活における「作業行動」=生活の中で行う活動のしかたを研究し、リハビリや福祉、教育など実際の現場にいかすことを目指す作業療法士の団体です。
作業行動学会で取り扱われる人間作業モデルという理論は、「人間が日常の中でどう動き、どう考え、どう感じるかを整理して理解するための設計図」のようなものです。心と体の関係性や人が活動する全体の仕組みを整理することで、患者さんが元々行っていた役割や生きがいのある作業を再び行えるように支援することができます。
今回の学会メインテーマは「事例報告の血潮」であったため、当院入院中に自宅訪問や復職に向けて支援を行った事例で発表を行いました。
また夕方に行われたイブニングセミナーでも当方の事例を取り上げて頂き、活発なディスカッションを行うことができました。

学会の教育講演やシンポジウムでも様々なテーマが取り上げられ、明日からの作業療法に活かせる内容でした。
当院では回復期病棟立ち上げの2年間で
「日本作業療法学会」
「日本リハビリテーション医学会」
「日本安全交通医療学会」
「日本精神心理理学療法学会」
「日本作業行動学会」
「日本心臓リハビリテーション学会」などの学会で学会発表を行っており、学会発表をする時は交通費や宿泊費、研修費は全額補助となります。
また人間作業モデルや生活行為向上マネジメントに基づく作業療法の実践や、患者さんのしたい作業を支援する取り組みを行っております。
日本作業行動学会会員や専門作業療法士のスタッフもいるため、学会発表の際に的確な指導が行える環境が整っております。
現在、一緒に働いてくれる作業療法士、また理学療法士や言語聴覚士を随時募集しておりますので是非ともお問い合わせくださいませ!
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リハビリテーション科 スタッフ